福島県安積平野。安積疏水の流れるこの地に、東北唯一の地ウイスキーを造る「安積蒸溜所」はある。
2014年(平成26)、蔵で眠っていたウイスキーが、静かな眠りから目覚め、“YAMAZAKURA”としてリリース。忘れかけた時間のなかで、それはたくましく時を紡いでいた。
2016年(平成28)冬、創業の地から移築された伝統的な土蔵建築の蔵を「安積蒸溜所」として始動。白い漆喰の壁に囲まれた蒸溜所内には、ポットスチルやマッシュタンなどの設備が整った。気候、蒸溜所内の環境、ポットスチルの形状、熟成樽の違いなどが、千差万別の香りや味わいを生み出し、「安積蒸溜所」の個性を決めていく。けっして数多くは造れないウイスキーだからこそ、その個性を楽しんでいただきたいと願っている。
ジャパニーズウイスキーは空前のウイスキーブームに沸く欧米で、近年、注目を浴びている。多くのファンの方々のお陰をもって、「安積蒸溜所」がリリースするボトルも例に漏れない。だが、ブームが落ち着いた時ためされるのは、ウイスキー造りへの情熱であり、生まれ育つ風土への愛情なのだと信じている。杜氏が丹精込めて仕込む清酒と同じく、真摯にウイスキーと向き合いたい。10年、20年、果てない時のかなたを見つめながら。
YAMAZAKURA SINGE MALT "ASAKA" 2026
なめらかな甘味をダイレクトに表現した2026年。
2022年からスタートしたエディションシリーズが今年で5作目となりました。2017年~2022年に蒸留された安積蒸留所のノンピート原酒をこだわりのバーボン樽で熟成。蔵内にある樽の8割ほどがバーボン樽であるほど思い入れがあります。また、盆地・平野の特徴である寒暖差も相まって熟成にも適した地形が生かされています。出来上がったウィスキーは、日本人の舌に合うと言われている甘く、フルーティーな味わいです。
・香 り……柑橘のようなフルーティーさ、甘く華やかな花の香り。樽由来のやわらかなバニラ香。
・味わい……蜂蜜、バニラのように甘く、なめらかな口当たり。果実味も感じられ、洗練されつつ複雑さもある。
・余 韻……スムーズに広がる、穏やかで長い余韻。
| 酒蔵 | 産地 | 原材料 | 年代 | ポットスチル |
|---|---|---|---|---|
| 安積蒸留所 | 福島県・郡山市 | モルト | 2017~2022 | 三宅製作所(国内最小)ストレートヘッド型 |
| 容量 | アルコール度数 | 飲み方 | タイプ | 濾過 | 仕込み水 |
|---|---|---|---|---|---|
| 700㎖ | 50.0% | ロック・炭酸割り | ジャパニーズ | ノンチルフィルター(非冷却濾過) | 安積疏水(猪苗代湖水系) |
¥13,200
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